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闇を抱えた最強の陰陽師!!鸕宮天馬について紹介!!

今回は双星の陰陽師に登場する最強の陰陽師、鸕宮天馬について紹介したいと思います。ネタバレを含みますのでご注意ください。

 



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引用元:https://www.amazon.co.jp/%E5%8F%8C%E6%98%9F%E3%81%AE%E9%99%B0%E9%99%BD%E5%B8%AB-10-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%8A%A9%E9%87%8E-%E5%98%89%E6%98%AD/dp/4088808290/ref=sr_1_2?adgrpid=114640275774&dchild=1&hvadid=492510894703&hvdev=c&hvqmt=e&hvtargid=kwd-330502191810&hydadcr=20664_10899568&jp-ad-ap=0&keywords=%E5%8F%8C%E6%98%9F%E3%81%AE%E9%99%B0%E9%99%BD%E5%B8%AB+%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF&qid=1631249393&sr=8-2



 

 

1.人物紹介

 

現12天将の一角、12天将”貴人”の継承者であり、同時に土御門島最強の武道派、鸕宮家 の現当主である。

女性と見間違えられるほどの中性的の容姿と、左右で目の色が違う、オッドアイを持つ。また身長161センチ、体重50キロと非常に小柄な少年である。

人を失礼なあだ名で呼ぶ、学校での成績は学年最下位、など好き勝手な言動が目立つ。また失礼なあだ名は当人が嫌がってもやめることない。

また自分以外の陰陽師を見下し、好き放題しているが、最強と謳われるほどの実績からとがめられることはない。

 

「強くなったな‥士門」

御前試合の最終決戦で士門に放った台詞である。このとき、あだ名ではなく彼の名前を呼んだ。そして次の瞬間、罵声とともに士門を吹き飛ばした。

 

「貴人明鏡符‥貴赫人機、纏神呪!!!」

抵抗する間もなく士門の足を斬り落とした。結果としてルール違反により鸕宮天馬は敗北。また、このときの天馬の言動が原因で、鸕宮家やその参加を含め多くの人の信頼を失った。またこの一件で参加の半分以上を失っただけでなく、多額の賠償や当主天馬の謹慎処分などの多くの罰則を抱えた。本人はあまり気にしていない様子であるが、多くの罰則を受けた彼を最強として称えるひとはいなくなった。

 

5点同時襲撃時にはタタラとともに、遅れて参戦した。現に出現した巨大ケガレ数十体を瞬殺し婆娑羅2体には目もくれず石鏡悠斗戦に参戦。

 

その後、暴走した悠斗に敗北。左目を負傷、左腕を失う。これは暴走した悠斗から、ろくろをかばったためである。

 

5点同時襲撃(特異点)から4年たった現在は左目に眼帯のような眼鏡、左腕を義手で補っている。髪はポニーテールになっている。

 

 

ろくろや士門には少なからず期待しており、本人曰く、「強くなってもらわなきゃ俺が困る。」「あいつならちゃんと 俺の代わりに 双星を導いてやれるだろ。」とのこと。

 

 

 

 

2.実力、戦闘能力、実績

その実力は歴代最強と謳われるだけのことはあり、第2位婆娑羅、悪無(さかなし)や石鏡悠斗といった最上位クラスから警戒されるほどである。

彼が最強である理由はその圧倒的な呪力量である。双星の陰陽師の世界では、呪力量に、打撃の威力、肉体の頑丈さ、瞬発力が比例する。そのため呪力量=戦闘能力と考えられる。

天馬の持つ呪力量は、「並の陰陽師では1~2時間が活動限界」で「12天将は1~2日」「天馬君でも4日が限界」という台詞から推測できる。(漫画87話より)

あくまで単純計算でしかないが、天馬の持つ呪力量は平均陰陽師の50倍以上、”貴人”を除く12天将の2~4倍ということになる。

つまり天馬は平均陰陽師少なくとも50人分、12天将2~4人分の強さとなる。

これは、同じ12天将の斑鳩士門との戦闘時は呪装なしで対応していたことや、石鏡悠斗の乱打(天若清弦を一撃で倒した)を受けても戦闘を続行できるから考えても規格外の実力である。

 

実績は華々しいものばかりである。

  • 7歳(貴人継承前)時に、御前試合で天若清弦と引き分ける。
  • 貴人継承後は、ほかの12天将を5分以内に倒す。
  • 元第3位婆娑羅、自凝(おのごろ)と纏神呪なしで互角に渡り合う。
  • 天若清弦、斑鳩士門とともに自凝(おのごろ)を撃破。
  • 石鏡悠斗を焔魔堂ろくろと共に撃破。
  • 暴走した石鏡悠斗からろくろを守り切る。
  • 現第2位婆娑羅、加布羅(かぶら)と対等に渡り合う。
  • 瞬間的に呪装変形(神業)をやってのける。
  • 婆娑羅、山門(やまと)を余裕で撃破。etc

 

 

 

3.纏神呪

12天将”貴人”の継承者である天馬が唯一使用する霊符”貴人明鏡符 貴赫人機”。貴人継承者のみが使用可能な術で、秘術、纏神呪を可能とするものである。

纏神呪は通常の呪装とは異なり、肉体に直接呪装をかけるといったものである。そのため術者の負担は大きく、纏神呪の5分間維持するためには少なくとも2年の修行が必要だとされているが、天馬は2週間足らずのうちに達成してしまったそう。

天馬の纏神呪は右腕が刃と一体となっており、その右腕から放たれる刃は非常に優れた貫通力を持つ。

小説版では”人剣一体”と言い表されていたりする。

 

 

4.使用する術

無詠唱・無符

天馬はほぼすべての術を詠唱や霊符なしで使うことができる。曰く、天馬にとって術は日常生活の延長線上でしかなく、そのためどんな術でも予備動作や霊符なしで使いこなすことができるらしい。チート極まりない。

 

貴赫人機

霊符の名を”覇人顕符”(はじんげんぷ)

貴人の継承者だけが使用できる呪装。巨大な刃のような形状をしており、天馬の腕の動きに合わせて刃を振るう。ただの巨大な刃ではなく、術者の指示した場所に時空を超えて出現する不可避の斬撃を可能とする呪装である。わかりやすく言うと、遠距離の敵に武器移動なしで攻撃できるということである。私の解釈は、野球のピッチャーがボールを手からはなし瞬間には、キャッチャーのミットにボールが入っている?感じ?

 

共振(レゾナンス)

双星の陰陽師と巫女のみが使用できるとされている技。術者の呪装や術の威力を数十倍に強化することができるほか、悪無(さかなし)や石鏡悠斗が使用する陰陽消滅(アンチェイン)に対抗できる数少ない手段の一つである。

 

先読みの術

死者を預言する術。具体的な術の内容は、夢の中で少し未来の人の死がわかる、ただし見ようとして見れるものではなく、いつどこで起こるかも定かではないとのこと。

現在は使用できなくなっている。

 

 

5. 過去

 

普段、気丈に振る舞っている彼の過去は壮絶なものである。

蠱毒の儀、12天将”貴人”の継承の選抜は鸕宮家所有の孤島で候補者のみで行われる、貴人継承の儀式である。

蠱毒とは、中国に伝わる言い伝えで、壺の中に毒虫を放り込み最後の一匹になるまで殺し合わせる、というものである。残った最強の一匹は殺した毒虫たちの怨念を一身に受ける最強の呪殺兵器となる。

蠱毒の儀とは、この”蠱毒”を人を使って行うものである。候補者たちには印として呪印が浮かび上がり、島を脱出しようとすると呪印に呪い殺される。呪印は最後の一人になるまで消えない。

逃げ場のない中、天馬は実姉を含め多くの親族を手にかけることとなる。小学4年生、10歳の出来事である。

姉を手にかけた際、姉に「アンタは一生誰にも理解されないまま”最強”と称えられ続ける。」「滑稽よねぇ」などと詰られ、一生孤独のトラウマを植え付けられる。

 

 

 

 

儀式に残ったものは「12天将”貴人”の力」と「儀式で死んでいった者たちの無念と恨み」を引き継ぐ。

また儀式終了後、すぐに貴人は継承される。その時、先代貴人に陰陽師の闇の真相(一部の12天将にしか公開されていない真実)と”貴人の正体”を聞かされる。

貴人の正体は「太陰になれなかった双星のなれの果て」である。「太陰になれなかった双星のなれの果て」つまりバッドエンドを迎えた過去の双星の陰陽師である。

過去の双生の陰陽師の女性は拷問、公開処刑など、生き地獄を味わって死んだ怨霊と言うことになっていて、その記憶の片鱗を見た、化野紅緒は一時は精神崩壊状態になっている。

天馬はこの「なれの果て」と怨霊(儀式で死亡した)たちに体をむしばまれる地獄の中で、未来に希望を持てなくなった天馬は、絶望したのであった。

 

 

6. 希望

「やっ とっても苦しそうだ____ね☆」

 

貴人継承後、天馬は土御門有馬と出会う。そして彼に神託を見せられる。

有馬曰く、「最強の式神を得た君には、自らの最後を知っておかなければならない義務がある。」とのこと。

神託で見た景色、未来の自分の記憶では、大勢の陰陽師に囲まれ死亡する自分の未来だった。

その未来では、士門とろくろに見守られながら死んでいく。

 

「どうだったかな?」

「どうもこうもねぇ‥くだらねぇ人生のくだらねぇ幕引きだったぜ」

ただ、最後 俺の中で沸いた感情は

 

「まぁ‥悪かねぇな‥」

仕方ねぇからそれまではガキどもの子守でもしてやるか。

自分の死が未来へつなぐ希望の架け橋になると知った天馬は、その未来までは生きると決めたのだった。